皆さんご存じと思いますが、ドラムサンダーというも
のがあります。自動鉋盤に似ており、鉋の代わりに
サンドペーパーでサンディングすると言う機能です。
サンディングなので、逆目掘れには一切関係なく、非
常に使い勝手が良いと思われるかも知れませんが、
実際に使ってみるとそうでもありません。右がドラム
サンダでデルタの31-255X です。
先日、組木の枠を作るのに、タモ材をバンドソーで挽き、それの平面出しに使ってみましたが、どうにも案配が悪いです。前回もちらっとふれましたがやはりサンドペーパーです。
右が、鉋盤を掛けた場合です。
右が、ドラムサンダを掛けた場合です。
全幅に渡って、縦に小さな筋がいっぱい付いているのが判ると思います。また導管もむしり取られてぐちゃぐちゃになっています。
もう一枚、全体を見たところです。
筋が良く分かるでしょう。この時には#120のペーパーです。この筋を取るには、徐々に番手を上げてゆかねばなりません。ところが、番手を上げると一回の研磨量に限界があり、やはり鉋盤と比べると、せいぜい0.2〜0.3mm 位が限界です。番手が荒いと切削できるが、深い筋がいっぱい付きます。また、ドラムのペーパー交換にも若干の時間がかかるので、徐々に番手を上げてゆくという事も実用的ではありません。
でも、何とか実用的にしたいので、とりあえず、この製品でサポートしている最大の細かい番手は#220 なので、これ以上の番手として市販のサンドペーパロールを探して見ました。ロールタイプのサンドペーパは、住友3Mが結構扱っていますが、のり無しの物は適当な物がありませんでした。買ったのは、いつかのほほんさんが、HP で紹介されていたルビーロールのメーカであるベルスター研磨工業社製の25mm幅で長さ36.5m のペーパーロールBR-240 とBR-400 です。一つ3,000 円弱です。とりあえず、番手を上げてテストしてみようと思っています。
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