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超仕上げかんな盤

1.セットアップ

2.ベルトスリップ

3.ベルトスリプ解決

 

 


1.セットアップ   2012.02.12                               ↑UP

さて、今日はいつぞやに頂いた超仕上げかんな盤の調整です。といっても使えるようにするだけ。

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真ん中に錆びた刃が見えています。その下が空間になっており、材料を挿入します。その下がベルトコンベアになって材料を搬送します。

 

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刃部を下から見たところ。これも同じく錆びています。

 

 

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刃を外します。

下になっているのが刃で、上で見えているのが裏刃。

理屈は手かんなと全く同じです。

刃先から0.2から0.5mm程度下げて裏刃を締め付けます。

 

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とりあえず刃をばらしてディスクグラインダ(ワイヤブラシ)で磨きます。

 

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刃部の裏全体もグラインダで錆びを落とします。

左は刃の装着のために磁石を下から貼り付けています。

 

イメージ 8

 

刃の先端が磁石に接するところで締め付けます。

締め付けた後、刃全体を大きな二つのノブで前後させることができます。(刃の出代調整)

 

さて、試運転。

イメージ 9

上が刃。その下が材料です。材料の下はゴムのベルトコンベアで、これが動くことにより、材料を搬送します。

 

ところが、材料を挿入しても進みません。どうもゴムと材料でスリップしており、厚み調整をいろいろしましたがどうにもうまく行きません。

今日はここまで。

 

ベルトコンベアのゴムは手で触ってみるとつるつるしています。これでは摩擦がえられません。新品のベルトと交換しなければいけないのでしょうか。

 

 

コメント(16

あは 調整が難しいでしょ

2012/2/12() 午後 5:30 koubou-yuu

 

これほど錆びるのは、やはり潮風の影響もあるのでしょうか。これが働いてくれるといい仕事をしてくれるんでしょうね。

2012/2/12() 午後 5:52 [ hrv*0*4jp ]

 

長く使ってないとベルトが硬化しちゃうみたいですね。

2012/2/12() 午後 7:05 [ さえちゃん ]

 

ご無沙汰しています。

ゴムベルト専用の滑り止めスプレーが売られているので

それを使用してください。

2012/2/12() 午後 8:12 [ acanthogobius ]

 

雄さん、刃の出の調整がねえ。

2012/2/13() 午後 4:03 [ toshim ]

 

hrvさん、もともといくらかは錆びていたんですが、これほどになるとはねえ。

何とか使えるようにしないと。

2012/2/13() 午後 4:06 [ toshim ]

 

さえちゃん、言われるように古いですから硬くなっているのかも知れませんね。部分的にひび割れのような箇所もありますので。

2012/2/13() 午後 4:07 [ toshim ]

 

acanthogobiusさん、滑り止めは一番手っ取り早い方法でしょうが、恒久策にはならないようです。次にエントリーしますね。

2012/2/13() 午後 4:08 [ toshim ]

 

超仕上げかんな盤は持っていませんが、調整できれば手鉋のような仕上がりになるのでしょうか。

電源は低圧仕様ですかね。

2012/2/13() 午後 5:14 [ 木香茨 ]

 

色んなものがあるのですね。

2012/2/13() 午後 6:45 yam*t*12*5

 

随分きれいになりましたね♪

2012/2/14() 午前 1:10 [ 香芽 ]

 

YAMATOさん、いろんな機械がありますね。

2012/2/14() 午前 10:13 [ toshim ]

 

香芽さん、はい、機能面がもうちょっとです。

2012/2/14() 午前 10:14 [ toshim ]

 

木香茨さん、手かんなのような仕上がりになるようです。これはマキタなので、100Vです。

2012/2/14() 午前 10:15 [ toshim ]

 

広い工房 それに数々の工具が揃っていますね 超仕上げかんな盤はじめてみました。

2012/2/14() 午前 10:18 aki*a*qiy

 

くまさん、使えると便利な機械のようです。

2012/2/14() 午後 1:09 [ toshim ]

 

 

 

ベルトスリップ 2012.02.13                               ↑UP

あれからネットでググッてみました。

やはり同じ様な人が居ますね。

一番参考になったのは以下です。

http://d.hatena.ne.jp/toshikane/20120108/1325971400

 

概要です。

やはり使っているとスリップが起こりやすくなってきます。一番簡単なのは、滑り防止のスプレーを吹き付ける手がありますが、これは決してしてはいけないことのようです。短期的には有効ですが、成分が松ヤ二のため、粉塵や木屑が付きやすく、そのうちにすぐスリップを始める。

 

実際にキラさんもスプレーが長続きしないので良い手はないか?との齋田さんのブログでコメントを出されています。

このスリップは油分によるため、キッチンハイターやマジックリン等でクリーニングするのがベスト、とあります。

 

だめもとで試しにやってみることにしました。

 

自宅にあったハイターを適当に薄め、スプレー容器に確保します。

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現液1に対し、2程度の水で薄めました。

 

イメージ 2

ゴムベルトの上に薄く溜まる位スプレーします。

このまま数分待って、乾いたウエスでふき取ります。

 

イメージ 3

汚れも落ちすっきりしました。

手で触ってみると、なんとなく若干ですが摩擦が増えた感じ。

ベルト一巡を繰り返します。

 

実際に削ってみます。

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結果は大違い。

 

今まで全く送れなかった材料がスッと向こう側に出てきます。

100%ではないですが、80%位のリフレッシュです。切削量が多すぎたり、厚み調整が押し付けぎみの場合は途中で止まったりしますが、薄い切削なら何とか使えそうです。もちろん材料にもよると思いますが。

 

残り20%はやはりゴムの硬化等の劣化があるのでしょう。これが限界かもしれませんね。

でも、刃の出と厚み調整のコツが必要です。刃のセッティングをもう一度やり直す必要もありそうです。またもう一度、同じようにクリーニングしてみたいと思います。

 

同じような症状の方、だめもとでやられてみては?


コメント(14

超仕上げかんな盤、使えそうで好いですね。

2012/2/13() 午後 5:25 [ 木香茨 ]

 

電気カンナの削りくずと違って、こちらのは長いですね。薄く削っていくという感じがしますねえ。

2012/2/13() 午後 5:56 [ hrv*0*4jp ]

 

仕上げ鉋盤も持っているのですか 手入れ大変ですね

2012/2/13() 午後 6:09 koubou-yuu

 

滑り止めスプレーには2種類あります。

ひとつはシリコン、ヤニ等を除去してゴムの表面をリフレッシュするタイプ、もうひとつは摩擦を多くするロジンタイプです。両方使ってみましたが、私の印象では前者の方が

また滑り出すのは早いです。ただ、ベルトの表面は奇麗になります。後者のロジンタイプは若干ベタベタする感じはありますが、長続きします。

両方使うと良いかもしれません。

超仕上げも調子が良いと、送った材料と同じ幅、長さの鉋屑が出てきますよ。

2012/2/13() 午後 9:08 [ acanthogobius ]

 

超仕上げ・・・もってません。

使えそうですね。

欲しいですが、置く場所がない・・・

2012/2/13() 午後 10:29 Yabu

 

錆び落としてスッキリ!いよいよ始動ですね。メンテの手間は手押しと同じ感じでしょうか。

2012/2/13() 午後 11:12 isu**ira

 

こんにちは。

 

私も色々試しましたが、こんな方法もあります。

私のブログのこのアドレスです

http://blogs.yahoo.co.jp/yunoki2244/10380005.html

(Yahooブログは廃止になったため、次エントリーに詳細説明)

 

一皮むいてしまえば、滑らなくなります。

勝手に機械が削るので楽ですよ。

2012/2/14() 午前 0:29 [ 曼陀羅屋のおやじ ]

 

木香茨さんなら欲しい機械のひとつじゃありませんか(笑)。

2012/2/14() 午前 10:16 [ toshim ]

 

hrvさん、調整がいまいちですが、スリップがねえ。

2012/2/14() 午前 10:16 [ toshim ]

 

雄さん、はい、いろいろあって大変です(笑)

2012/2/14() 午前 10:17 [ toshim ]

 

acanthogobius さん、滑り止め、使うときには参考にさせてもらいます。

2012/2/14() 午前 10:17 [ toshim ]

 

Yabuさん、きちんと動けば最高の機械になりそうです。

2012/2/14() 午前 10:18 [ toshim ]

 

isuakiraさん、ぼちぼちです。嫁さんの宿題もあるし。

メンテはどちらかといえば手かんなと同じです。

2012/2/14() 午前 10:19 [ toshim ]

 

手柴さん、おおっ、こんな情報が欲しかったです。削るっていうのはエントリの紹介URLにも書かれていますが、私はディスクグラインダでゴムベルトに傷をつけるものと思っていました。手柴さんのコメントで、一皮剥くとあったので、勘違いに気づきました。ディスクグラインダで一皮剥いていたんですね。

 

早速今日手柴さんの方法でやってみますね。

(若干不明の箇所がありましたので、先ほど生電をさせてもらいましたが、心よく教えて頂き感謝してます)

2012/2/14() 午前 10:37 [ toshim ]

 

 

3.ベルトスリップ解決 2012.02.14                         ↑UP  
                         

昨日のエントリーに手柴さんからコメントを頂きました。

以下の「曼陀羅屋」さんのブログを参照ください。

 

http://blogs.yahoo.co.jp/yunoki2244/10380005.html

「残念ながらYahooブログは201912月で廃止となりますので、手柴さんに無断で上記ブログの内容(写真は除く)を以下に転載させて頂きます」

---------------------------------- 転載 ----------------------------------

超仕上げ鉋盤の話です。画像は最近手に入れた超仕上げ鉋盤なんですが、使われずに2ヶ月ほど外にあった物をゆずってもらいました。雨には当たっていませんでしたが、定盤は夜露で真っ赤でそれを落としたり、古い油を落としたり、スイッチの接点を磨いたり、色を塗ったり自分で整備しました。ベルトは試運転の時滑って運ばなかったので点検したら表面が硬くなっており、通常なら交換するのですが、裏技ともいいましょうか、刃を裏返しに取り付け、スイッチを入れてジワジワ削るのです、半日も回しっ放しにすると全体が一皮むけて滑らないようになります。黄色の矢印がベルト表面です。これでもだめなら交換になりますが、一度もスリップせずに快調です。ちなみに手に入れた価格は、鼻血ブ〜の激、激、激安価格。問題は手に入れて整備できるかです、そこは自己責任になります。

-----------------------------------------------------------------------------

 

概略説明しますと、自分の刃を使ってスクレーパの要領でゴムベルトを削る(一皮剥く)というものです。刃は本刃だけの一枚刃(裏刃は使いません)とし、しかも刃を飛び出させるために裏表を逆に取り付ける。その後、徐々に刃をゴムベルトに近づけ、削れ具合を見ながら昇降位置を決定する。という非常に簡単なもの。

(一部意味が不明だったため、生電話でお聞きし、上記の内容を得ました)

 

で、結論から言いますと、これは大成功。ばっちりでした。

手柴さん、ありがとうございました。

 

新品のベルトのように生まれ変わりました。

当然、削り華も材料通りに出てきます。これは嬉しいですね。あと、一部刃高さの左右の微調整が残っていますが、ベルトに関しては完璧で全くすべる気配すらありません。

 

ということで、以下説明します。

 

刃を10mm程出すために、左右が一様に出なければならず、その為のジグを作りました。と言っても以下の切り欠いた板です。

イメージ 1

これを裏から刃口に取り付けて刃の出を一律にします。

 

イメージ 2

実際にはこんな感じ。

 

今刃を出しているところ。

 

イメージ 3

上から見るとこんなイメージ。

しのぎ面が上にきています。(裏返しで取り付け)

 

イメージ 6

ジグをはずし、刃を出し、固定したところ。

この状態で刃部を下げてベルトを削ります。

 

以下が削っているところ



超仕上げ鉋盤ベルトフレッシュ

 

イメージ 4

上図、これが削った後。

どうです新品でしょ。

削る前は以前のエントリーを参照下さい。

時間もアッと言う間に終わりました。

 

触った感じもしっかり摩擦が感じられます。

ゴム厚は結構あるので、まだまだ使えそうです。

 

早速、刃を取り付け試運転してみます。

イメージ 5

材料が悪い(手押しも、自動も掛けていない)ので、奥と手前で若干厚みが違うようですが、ばっちりです。あとは厚みの調整と左右の刃の出の微調整です。

(削り華は裏返しでした)

 

いやー、これですっきりしました。

手柴さん、本当にありがとうございました。

 

 

コメント(14

ブログの威力発揮ですね。見事解決ですね。

2012/2/14() 午後 5:58 [ hrv*0*4jp ]

 

さすがですね、

こういうことの探究心、頭が下がります。

2012/2/14() 午後 6:22 Yabu

 

一件落着!おめでとうございます。ブログ友はありがたいですね。

2012/2/14() 午後 6:39 isu**ira

 

こんにちは、解決良かったですね。

 

もし失敗になったらどうしようって思いました。

 

意外と簡単でしょ〜。

 

なんか気づいたらまた書き込みます。

2012/2/14() 午後 7:01 [ 曼陀羅屋のおやじ ]

 

hrvさん、はい、ブログやってて良かったです。

2012/2/14() 午後 9:26 [ toshim ]

 

Yabuさん、やはり同じような悩みを持つ人たちは必ずいらっしゃいますね。今回は助かりました。

2012/2/14() 午後 9:27 [ toshim ]

 

isuakiraさん、はい、ばっちりでした。ありがたいですね。

2012/2/14() 午後 9:27 [ toshim ]

 

手柴さん、おかげさまで新品によみがえりました。

ありがとうございました。

2012/2/14() 午後 9:28 [ toshim ]

 

ゴムベルト もとはこんな色だったのですね。

2012/2/15() 午前 2:28 [ 香芽 ]

 

凄い!!

こういう作業方法を教えてくださるブロ友さん 感謝ですね。

2012/2/15() 午前 9:18 aki*a*qiy

 

さすが、困った時のブロ友頼み。

便利な機械のようで、手鉋は要らないのでしょうかね。

2012/2/15() 午後 2:19 [ 木香茨 ]

 

そうなんです、香芽さん、白に近いクリーム色ですね。

2012/2/15() 午後 6:37 [ toshim ]

 

くまさん、はい、手柴さんにはいつも世話になりっぱなしです(笑)

2012/2/15() 午後 6:37 [ toshim ]

 

木香茨さん、超仕上げ、手鉋の代わりになります。平面だけですけど。

2012/2/15() 午後 6:38 [ toshim ]

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