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組立機
・組立機その1 ・組立機試運転 ・圧力設定
・圧力設定メモリ     
     
     

[組立機その1] 
  2008.01.10

木工機械で組立機なるものの存在を知りませんでした。
工房齋 の齋田さんのブログで二夜続けて、その話でべた褒めです。
これは便利そうです。
組立機を使ってのはぎ合わせ(
http://blog.itsuki.main.jp/?eid=535865)

組立機を使っての組立(http://blog.itsuki.main.jp/?eid=536777)
img_719897_40518736_0.jpg

使い方は、壁に立てかけてあるような感じで、定盤が上と下にあり、下の定盤は固定、上の定盤が材料に合わせて自由に下に降りてきて材料を挟みます。そのまま最大8トンの圧力を掛けることができ、特徴は、幅方向に均一に同時に圧力を掛けることができると言う優れものです。
上記の齋田さんのエントリーでの写真でイメージはわかると思います。
このあまりの褒め言葉につられて、実は私も昨日いつものところから衝動買しちゃいました。

シンクス(新鋼工業)のホットラインSX-2100と言うものです。作りは齋田さんの物と同じです。下定盤にはヒータが埋められていて、このヒータを使え ば、薄物なら圧締時間が普通の白ボンドの場合30秒から2分で完了と言う優れものです。もちろん上の齋田さんのブログと同じように普通の板はぎも可能で す。材料の最大幅2150、最大高さ1300が可能です。

横幅が2,700と広いのですが、奥行きは500と非常にコンパクトで、今置いている手動プレスを撤去し、その跡に設置することにしました。今は韓国ですので、次回帰国時(多分3月31日の週)にインストールしてもらう予定です。
img_719897_40518736_1.jpg
一つ問題があって、ヒータ用電源は単相200Vなので問題無いのですが、プレス用の電源は三相200Vということで、私の工房には三相電源はないので、イ ンバータを使わなくてはいけませんが、圧力で押しつける動作(位置決めを含む)がうまくできるかどうか若干不安は残りますが、まあ何とかなるでしょう。
次回帰国が楽しみです。

備:画像はメーカのカタログよりコピー





[組立機試運転]
  2008.02.08

なんだか今日はバタバタしてました。でもインバータでドライブできるように電気回路を改造し、何とか組立機を動かすことができました。齋田さんが言われて いたことが実感できました。すごいです。単に材料をプレスしただけですが、最後のところで、ムニューと言う感じで押し付けて行くのが実感できます。

機能としては、
1.まず、押付けの圧力をボリュームで設定できる。Max.8ton
2.押付けた所定の圧力になった後
 (1)そのまま上昇
 (2)タイマーでMax.10分保持し、その後上昇
 (3)押付けたまま停止
 の3通りの操作ができます。
3.一番下にヒータが入っており、フラッシュの大手を30秒〜数分で接着できる。

私の使い方は、テーブルの甲板のきわはぎや、框組の組立位なので、上記2.の使い方になります。
以下動画を撮ってみました。ムニューってのが動画ではちょっとわかり辛いです。



実際に使ってはいませんが、材料をプレスした感じでは、これは良さそうです。圧力設定は黒い大きなつまみのボリュームで簡単に設定できます。
img_719897_40518843_0.jpg

タイマーは調子が悪く動作しませんでした。壊れているのかもしれません。
まあ、上記2−(1)、と2−(3)があれば事足りますので敢えてタイマーを使うことも無いでしょう。





[圧力設定]
  2008.05.14

組立て機、齋田さんが導入してから、どんどん導入している人が増えているようですね。今日機械屋さんにも聞いてみましたが、最近需要が増えて来ているとのことです。剥ぎ合わせには非常に便利な機械ですものね。

img_719897_40524805_0.jpg
ところで、この組立て機には大きなダイアルで圧力設定が付いています。Max.8tonの力をかけることができます。
ダイアルでどのように圧力を掛けるか、機構を以下私のシンクスSX-2100で説明します。
まず図1を見てください。

これはモータ部の機構です。
モータを回すと最終的に左の角ねじが回り、組立て機の定盤を昇降させます。この角ねじとモータの間に、すべりクラッチのようなものが付いています。図の黄 色と赤斜線です。これはモータにある程度以上の負荷がかかると、赤線部でズレが発生し、赤線部が開きます。するとバネ(緑)を押して、黄色の右半分だけが Aのように右に動きます。
具体的に以下の動画を参照ください。



これは強制的に、負荷軸を手でつかみ、モータに負荷が掛かったと同様のしぐさをしているところです。
プーリーが奥に動いているのがわかるでしょう。
このプーリーが動くと、それに押されて、板(赤)が押され、それがつながっているシャフト(赤)Bが回転します。

同じく下は、バネに打ち勝って右に動いているところで、左奥にシャフトが見えています。このシャフトが、上に伸び、圧力検出リミットスイッチ部に作用します。



上に伸びたシャフトは図2の検出部を作ります。(上から見たところ)
シャフトが回ると、図2のBが回り、そのシャフトに接合された板がDのように右に動きます。
イメージ 2

図3が同じものを横からみたところで、Dの板の上に金具が接合され、これにリミットスイッチのストライカー(緑丸)がぶつかっています。
つまり、Dが右に動くと、このストライカ(緑)が右に押され、F(ピンク)破線の位置までくるとスイッチが入り、これが圧力を検出した信号となります。
下が動画です。

割と単純な機構です。

img_719897_40524805_2.jpg
で、操作面にある圧力設定のダイアルを回すと、このリミットスイッチ(水色)の位置そのものをG(緑上下)のように上下させます。圧力ダイアルを右に回す (圧力設定を大きくする)とリミットスイッチ(水色)は上に上がり、上に上がるとストライカE(緑)は左に動き、E-F間の距離が伸びる。つまり、検出ま での圧力が大きい。逆にダイアルを左に回すと(圧力設定を小さくする)リミットスイッチは下に下がり、ストライカー(緑)は右に動き、結果E−F間の距離 が短くなる。つまり、検出までの圧力が小さくてすみます。

基本的にバネの縮みで圧力を設定しているということになります。

ところで、ダイアルの設定に対する実際の圧力ですが、最低つまりダイアル左回しいっぱいでも、バネは効いているので、実際の圧力は0ではありません。ある 程度の圧力があるはずですが、メーカに当時の担当者が居なくデータも残っていないということで、左回しいっぱいで具体的に圧力がいくらかはわかりませんで した。しかし論理的にも、左回しいっぱいから右回しいっぱいの実際の圧力は、?〜8トン/0〜10目盛りということになりますので、目盛りと実際の圧力は 比例しません(バイアスが入ります)。
次エントリ参照下さい。






[圧力設定メモリ]
  2010.07.01

組立機には圧力設定の大きなボリュームが付いています
下のように、メモリは0から10メモリです
イメージ 3







この組立て機は仕様では、最大8tonの圧力となっています。
そこで、メモリに応じて、圧力がどうなるか測定してみました。

圧力が掛かるということは、モータに電流が流れてトルクを発生しているということです。組立て機は、
加圧しながら圧力が設定値になると自動で停止します。つまり、停止直前のトルクがわかればどの位の力で
加圧しているかが判断できます。

ということで、自動加圧時の電流を測定してみました。
モータ容量は750Wで定格電流は3.3Aです

下が、0メモリ時の電流です
イメージ 1










加圧時もほとんど変化はありません約3.3Aと定格トルク(100%)程度です。

次が10メモリ時
イメージ 2










加圧開始で電流が徐々に増えて行っているのがわかると思います。停止直前の電流値は約5.4Aです。
これから、負荷としては約160%。
10メモリ時を8tonとすると0メモリ時は1/1.6となり8ton/1.6=5tonとなります

結論
0メモリ時:5ton
10メモリ時:8ton
の圧力と推察します

0メモリ時はもっと小さいかと思っていましたが、意外と大きかったです





 

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