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久しぶりに木工作品に取り掛かりました。
その前に星ルームを完成させないといけないんですが、こちらの要求納期(嫁さんの指示)が先なのでね。しかも、1時間でできる?ってトンでもないことを言われました。まあ、一週間もあればできるかな、と答えてはいますが、全くわかっていません。

居間の小さなカウンタの下に収まる整理棚が欲しいとのこと。


ゴミ箱とその隣の新聞入れは整理棚に入れ、一番左のものは廃棄処分。





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棚のイメージはこのような感じ。
柱と棚受け(桟)は框組で作り、棚を載せる格好。


また、棚は余っているフローリング材で簡単に作る予定です。
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奥の広い材料がフローリング材。
その手前2枚、ハードメープルのはずなんですが、どーもそんな感じではない。ホワイトオークかもしれません。

のほほんさん、教えて。

木取りは
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今日はここまで。


ところで、上から2枚目の画像(棚のイメージ図)で、一番右に框組の絵がありますが、桟のほぞを2方胴付き、あるいは3方胴付きにするかということですが、この場合は3方胴付きがベターです。
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理由は、
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桟の上には棚板が乗ります。つまり、桟には上からWの荷重が掛かかり、そのときに3方胴付きの場合は、ほぞの赤ラインで桟の曲がりを防ぎ、つまり、ほぞの仕口が緩みにくくなります。

逆に2方胴付きの場合は、赤ラインが無いため、桟は曲がり、結果ほぞが抜け易くなります。

2枚目画像の左から2本目の框組の一番上の桟だけは、ほぞの向きが上下逆になります。木口が近いため、仕方ありません。

Rev.1 2011.10.20以下追記
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左は2方胴付きの場合の荷重によるほぞ先(ほぞ穴に入った部分)の動き。青はノーマル状態。
荷重がかかると赤破線のように動こうとします。
その為に、ほぞ先の接着剤の剥離や、隙間が開いてくる可能性があり、3方胴付きに比べ仕口の締結力は劣ります。
条件としては、棚受けの機能故、荷重Wは必ず上から下に掛かるものとします。
下からも荷重がかかる場合は、4方胴付きにしないといけませんね。

以下、2方胴付きと3方胴付きについてもうちょっと深く考えてみました。
イメージ 10まず、ほぞの仕口は当たり前ですが、図1および図2のAとB部の2点で締めている。その他に、ほぞ先の両側には接着剤が塗られています。

仮定として、桟に上から荷重が掛かり、胴付き離れたとします(悪い現象)。

2方胴付き(図1)の場合は荷重がかかった場合、B点が支点になり(動かない)A点だけが緩めば成り立ちます。

ところが、3方胴付き(図2)の場合は、C点が支点になるのでA点、およびB点の両方が動かなくては成り立ちません。
A点、B点は上に書いたようにもともと締めている点ですから、動く点が2点より1点の方、つまり2方胴付きの方が緩む可能性が高いのではないか、と思われます。

ただし、2方と3方では接着剤の面積が当然2方胴付きの方が広いはずなので、その点は2方胴付きの方が緩みにくいと言えますが。
さて、どうなんでしょうね。 

さて、今日は昨日の木取り後、手押しを掛け、自動を掛け、その後框のほぞ穴の墨付けと思っていましたが、なんと大失敗。やはり久しぶりの木工なので、頭がボケています。

手押しと自動を掛け終わったところ。
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手前が桟で6本。半分に切って12本とします。
その向こうが框。
計3本。

で框に墨付けをしようと算段していたら、どうもおかしい。

なぜ3本?
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昨日の図面を再度掲載しますが、框は770mmが2本。650mmが1本としっかり書かれています。

ありゃー、全くボケてます。
もうおわかりですね。

再度木取りし、手押しと自動を掛けるということが相当に面倒なんです。
というのも、星ルームを製作中で2X4の加工スペースを確保するため、木工機械や道具はすべて工房の片側に押しやっており、機械を運転するには、周りにスペースを確保すべく機械の位置を動かしたり、集塵機のダクトの張替えや、電源のつなぎ等いろいろ準備が必要です。
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左のような状況です。

昨日と今日、それを含め、ようやく手押しと自動をかけ終わったところでした。時間も上記理由で普段の倍以上掛かっています。


それをもう一度作り直さないといけないとは・・・・
がっくりです。ということで、今日はここまで。

趣味は良いですねえ。プロと違って、自由にできます。プロなら、このような状況でもやるしかないでしょうから、その点アマチュアは楽で良いです。


話は変わって、
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工房の入り口の結構大きな穴が開いています。
そうですね、直径10cm位はあります。
モグラでしょうね、これ。

被害はないので、そのままにしていますが、どうなんでしょう。

どなたかご存知の方は教えてください。
そのうち、埋めようとはおもっていますが、何か問題はあるのでしょうか?

框を3本追加しました。
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770が4本、650が2本できました。








このあと、ほぞ穴の墨付けです。

墨付けの要領(プロの方はすっ飛ばしてください(笑))
たとえば下記のほぞ穴の墨付けをする場合。
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Aが基準、
ほぞ穴の長さは19mmとしました。
これは桟の高さが約30mmあり、
この6/10で18mmとなりますが、角のみが9mmなので、1mm余分に取ったわけです。

また同じ寸法で墨付けする場合は、以下の様にまとめてクランプし、一気に墨付けすれば寸法がずれなくて良いです。
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1.まずは450(Bポイント)の墨を打ちます。
さしがねの450の位置を材料の基準Aに合わせます。

2.サシガネの0位置で墨を入れます。これがBポイント。

3.19mmのほぞ穴の墨
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さしがねを逆向きにし、Bポイントに19mmを合わせます。
0位置が19mmの墨Cポイントです。






4.さしがねの目盛りは最大500mmですが、これを超えた場合、たとえば650mmで墨を打つ場合
まず、基準から500mmで墨を入れます。これをDとします。
次に、さしがねを動かし、150mmのメモリをDに合わせれば、さしがねの0位置が基準から650mmとなります。

さて、以下がほぞ穴の墨付け結果です。
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ちょっと見難いですが、一本の框の幅のセンターあたりに、この図で縦に2本19mmの墨が入っています。

縦も横も隅を入れる場合もありますが、今回はこの2本で終わりです。


この後、角のみの準備をします。刃は9mmの小林式。切れ味が良いです。
一時生産終了の後、ユーザーの声で再び復活しましたが、今はどうなっているのでしょうね。
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框寸法と同じ端材を使い、角のみの奥行きを框幅のセンターに調整します。
(この図で左右から2度、開ける場合もありますが、今回は1度の作業です)

あとは、墨にしたがって穴を開けるだけ。

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穴あけ完了。
穴の底を綺麗にします。

今日はここまで。






話は変わりますが、テーブルソーの切れ味が悪く、横切りで時々バリが大きく出ます。出ないときもあります。何が違うのでしょうね。
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左から2本目が激しいです。








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ブレードはそんなに汚れてはいないのですが、そろそろ砥ぎに出したほうが良いのでしょうね。




今朝momooさんからほぞ穴の底はどうやって整える?という質問がありましたので、私のやり方を紹介します。

ほぞ穴の底は基本的にはほぞ先から1mm程隙間が有る状態になります。この隙間は接着剤の溜り場となりますが、均一に1mmが必要かといえば、私はでこぼこがあってもかまわないと思います。

ようは、ほぞ先が完全にほぞ穴に入るために、穴側に飛び出た部分がないこと、が最低限の底の条件となると思います。

私の場合使う道具は2つ。
どちらも「のみ」ですが、一つは普通の追い入れのみ、もう一つは、かき出しのみに属する名前もずばり「底さらいのみ」です。
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上が三分の追い入れ、下が二分の底さらいのみです。







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先はこんな感じ







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これがオリジナル。
特に4隅の角が盛り上がっています。







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追い入れで底の周りぐるりを突きます。








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特に4隅を意識して底さらいで整えます。
結構力が要ります。






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これで完成






今日はほぞ作り。
まずはテーブルソーの横切りで胴付きを突きます。
角のみの深さは約16mmにしてますので、胴突きまでの長さは15mmとします。一応框の穴の深さは全数チェックしています。
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まずは墨付け。
雑ですねえ。でも心配無用です。
この時点ではほぞ穴に現物を合わせて目安程度で引いてます。




左をストッパーにあて、一本に付き両サイド、裏表の計4回切ります。





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ブレードの刃の高さは事前に端材で調整しておきます。
4回切って高さ合わせ完了。


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12本完了。







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次にほぞの厚みtを決めます。
現物あわせで少しずつ切り込んでゆきます。



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手ですーっと入る程度。このまま桟を持ち上げると刺さったまま框も持ち上がります。






ここで幅w(ほぞ穴の長さL)で注意。
以前の棚の全体のイメージを再度UPします。
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正面から見て框が3組あります。仮に左からA,B,Cと呼びます。

左の2本(A、B)は桟が5本(一本は棚がありませんが、ちょうど真ん中位の高さで桟を入れてます)あります。
一番右の框(C)は桟が上下で計2本。

つまり、ほぞの幅はAとBに関しては、穴の長さ(L) = ほぞの幅(w)
Cの框に関しては、穴の長さ(L) < ほぞの幅(w)としています。また、今回の材はハードメープルなので、Cの長さと幅の差は0.3mm程度にしてます。
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これはA、Bの框の場合。手でスーっと入る程度にしました。





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これがCの框の場合。
叩き込まなければ入りません。





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左2本がC用。右の10本がA、B用です。







今日はここまで。
さて、この後は全て手加工となりますが、切れる「のみ」と「しらがき」が必要です。やはり砥ぐしかないかなあ。

ほぞとほぞ穴の名称については、以下を参照ください。

さて、ほぞ加工の続き。
昨日、acanthogobiusさんから、3方目もテーブルソーで切ったら?との仰せで、今日やってみました。
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ほぞの真上の胴付き面が色が変わっていますが、ここが3方目です。テーブルソーを使って胴付きを切ってみました。
若干段差が付いていますが、外周はほぼ直線が出ています。
段差はダイヤルゲージで計ると約20ミクロン。

これなら、胴付き面は修正可能です。しらがき、あるいはのみでさらえばOKです。
外周に段差が付いた場合は修正のしようがありませんが、胴付き(内部)に付いた段差なら全く問題ありません。

でも、3方目をテーブルソーを使う場合は、材の木作りの時点できちんと4面の直角を出しておく必要があります。それと、テーブルソーのフェンスとブレードの直角調整、ブレードの垂直調整がきちんとできていなければいけません。

ということで、今回は全部テーブルソーでカットしました。
今後もこれでゆけそうです。
踏ん切りを付けて頂いて感謝します<acanthogobiusさん

3方目をテーブルソーでカットし、ほぞの付け根を綺麗にします。
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まずはしらがきでこの絵で縦にほぞの根本を切り込みます。

次に左の様に、今度はしらがきを横に使い、左に切り込みます。
あとは、残った部分を綺麗にします。



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ほぞの仕上げが出来上がったら、必ず左の様に角材をほぞと胴付き面に当てて、隙間がで無いかどうかのチェックが必要です。
3方胴付きに場合は、3面全てに当ててチェックします。

ここで、隙間が出ていると、組み上げた場合も同じ隙間が出ますので、この時点で隙間が出ないようしっかりチェックが必要です。













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ほぞ先の面取りをして、計12本の桟が出来上がり。
木殺しする方もおられるようですが、私の場合は際がんなを使っての周りぐるりの面取りです。




このあと本当は水拭きし、乾いたら部材の仕上げ削り(鉋を一掛け)をやるのですが、今回は鉋の準備ができていないので、パス。組み上がった時点でサンドペーパでごまかしましょう。

桟に糸面を掛け、このまま框組を組み上げます。
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3組できました。




さて、今日はまずは棚板です。
使うのはあまっているフローリング材。2枚あります。
まずは余分に長さを切り、次に幅を合わせるために縦挽きします。
縦挽きは何回やっても怖いです。

さて、縦挽きについてワンポイント。
幅をきちんと出したい時には、幅切を一回でやらないようにしましょう。
テーブルソーで挽く時に、ブレードの両サイドに材料がある(普通はあるはずですが)場合は刃に応力がかかり、設定した幅通りには切れない可能性があります。微妙にずれるようです。
もちろん、刃はよく切れる状態にしておくのは当然です。

そこで、縦挽きで幅をきちんと出したい場合は、
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1.まずは目的の幅に対し余分に2mm程度(ブレードの厚み以下)大きく切ります。
(左の画像は切った後の写真用なのでそのつもりで)



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2.次に、普通に目的の幅に挽いて下さい。
この場合、当然ブレード以下の切り幅となります。
これで、目的の寸法にぴったり仕上がるはずです。



1030を2枚と510を2枚作ります。
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板幅は、桟の胴付き間の長さより2mm短くしています。
框組なので、無視しても良いかなとも思いますが、もし桟が短くなると胴付きが離れる方向に力が掛かりますので、一応2mm確保しました。

さて、木口と木端面はどうしましょう。
キシラデコールでも縫って色を合わせましょうか。


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框の天をちょっと細工してみました。

テーブルソーのブレードを25度傾けます。
Wixeyの新しいアングルゲージ。初めて使いました。


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出来上がりはこれ。
本当は4面を加工したかったのですが、框をくみ上げてしまっていたので、3面しかできませんでした。組み上げる前に加工しておかなければだめでした。
まあ、これでよしとします。

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昨日組み上げた框組にサンドペーパを掛けて、後は塗装だけ。
と、ここで、ちょっとした失敗に気づきました。

棚板は桟の下からビス止めの予定ですが、ハードメープルなので、下穴が必要です。

ところが、桟間の距離が短いため、下穴が難しいし、ハンドドリルでしかできないことに気づきました。まあ、ハンドドリルを使って斜めに開けるしかありませんね。


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話は変わって。
今日もブルーインパルスが練習しています。
ハートに矢とか、星とかいつものデザインを轟音を響かせて描いて行きます。。

時々築城基地まで練習のために来ています。明日、明後日も訓練が予定されています。
福島沖地震のために確か松島基地から来られ、芦屋基地(福岡県)に常駐しているはずです。
たかが整理棚。されどなかなか終わりません(^^;
これじゃあ工賃だけで10万円以上です(笑)

今日は棚板の木口と木端の塗装。これは手元にあった、水生着色木工ニス(色はライトオーク)
木口と木端面にサンドペーパをかけ、塗ります。
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その前に、ヤスリで角を丸くします。







塗装です。
上が塗る前。下が塗った後です。外で撮ったので太陽光が強く、反射でちょっと見え難い。
まあ、うっすら色が付いたな、という感じです。

これより、ペンキでもっとはっきりさせたほうがデザイン的に面白いかな。まあ、いつでも塗れるので、とりあえずこれで行きます。

次は框組の桟に下から下穴を開けます。前側に一本に付き一箇所。ビス止めした後、センタ付近にボンドで止めようと思っています。10cm位ですから全く問題ないでしょう。
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3/8インチのフォスナービットで、適当に開けます。深さは約10mm
。桟の厚みは30mmなので、25mmのビスを使えば5mm棚板に食い込みます。



この後、框組の塗装。
これも手持ちのオスモを使います。ウッドワックスノーマルクリヤ。
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仮に星ルームの2X4の壁組に塗装吊り棒をビス止めし、それに引っ掛けて塗装します。
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初めてオスモを使いましたが、非常に塗りやすいです。どんどん延びて行きます。

今日はここまで。





ここで思い出しました。
下穴の通しを忘れていました。
まあ、明日開けましょう(笑)。
やっと完成しました。
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写真では感じjませんが、なかなか高級感があります(ひいき目(笑))。

ハードメープルにオスモとフローリングの棚板が完全に同色化してなかなかGoodです。

もし色を変えるなら、全然違った色がいいかも。棚板の木口と木端も悪くありません。
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ハードメープルが綺麗です。見た目は軽そうですが、結構ずっしりきます。
塗装も一箇所を除いて問題ありませんでした。一部塗装がたれていたのに気づかずそのまま乾燥してしまいました。
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写真ではわかり辛いですが、垂れて固まったような濃い痕になっています。





さて、反省点が二つ。
一部acanthogobiusさんのご指摘があったもの。
一つは、組み立てる時に、框組同士はフリーになっているため、棚板と框組を結合させなければならず、そのため棚板を5mm程度の出でビス止めとしていましたが、それでは固定できず、10mmに変更。

もう一つは下穴ですが、斜めから開けるため非常にやり辛く、長いビットを買ってきたり、アングル変換機を買ってきたりと、金と時間に無駄が多かったこと。
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アングル変換機はインパクトの先に取り付けているオレンジのもの。何種類かありましたが、これが安くて一番小さかった。
1,980円です。
今後も重宝しそうです。


ということで、もし、次回に同じものを作るとした場合、
框組同士をつなぐ桟を入れた方がベターでしょう。非常に組み立てやすくなります。
それと当たり前ですが、下穴は組み立てる前に必ず加工すること。
そうそう、オスモも塗った後は必ず拭き取る、ですね。

Rev.1 2011.11.1
以下追記
きすべ〜♪さんからのワンポイントレッスンにより、オスモの液が垂れて濃くなった部分をダンボール紙を使って磨いてみました。
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左が前、右が後です。しみは見事に消えています。
写真ではよくわかりませんが、若干全体的に白っぽくなっています。
でも、このままでも十分綺麗です。
ベストにするなら、きすべ〜♪さんの次の手になるのでしょうが、今回は目立たない奥の方なので、このまま行きます。きすべ〜♪さんに感謝です。






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