Home > 木工機械 > テーブルソー>専用チップソー

 

[3]テー ブルソー

6. 専用チップソー

Freud Box Joint

Glue Line Rip Blade

ダブテイルチップソ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[3]テー ブルソー

6. 専用チップソー 

Freud Box Joint用チップソー 2008.06.05

 

イメージ 1
Freud
のあられ組用のブレードのテスト結果です。これは皆さんご存知のように2枚のブレードを入れ替えることで2種類の幅を欠き取ることができる優れものです。
 
題記Freudeのチップソーの穴加工が出来上がり到着しましたので、テストカットをやってみました。
板は何でしょう。ラワンかな?
  
「補足」
私のテーブルソーのシャフト径(Arbor)は1であり、一般にアメリカで売られている穴径は5/8"ですので、私のテーブルソーに取り付けるためには1に開け直す必要があります。今回いつもの甲斐原工機でやってもらいました。 

 

イメージ 2
左が溝を切ったところ。クロスカットになります。左が3/8”で右が1/4”です。
3/8"
幅では若干エッジにささくれが出ます。送り速度を遅くしてやればいくらかは効果があると思いますが、一回でこれだけ削れるとはやはりうれしいです。

 

次に本来のBoxジョイントを想定しての切り欠きです。
イメージ 3
これは木目の方向ですが、クロスの方向にも私は使う予定です。削った後ろ側にやはりささくれが出ます。これは宛て板なしでは使えませんね。もうちょっと切削抵抗があるかと思っていましたが、意外と軽く切削できました。これなら充分使えます。
あられ接ぎ用のジグが必要ですね。

 

最後にこれも先週納入してもらいましたが、有効ボードです。とりあえず5枚買ってみました。
イメージ 4
いくらかは知りません(後日結局只になりました(^_^)
そのうち請求書が来るでしょう。ピッチは30mm、穴径は5mmで注文したのですが、無いということで7mmです。金具があるかなあ。これを工房整理用に使用します。まだまだ先の話ですが。

 コメント(10

顔アイコン

今年はあられ組や通し蟻組などの板組の仕口を試してみたいと思っています。
私はこの手の刃物を持っていないので、溝堀用のカッターで試してみようと思っています。
通常はマイターゲージに捨て板を付けて、捨て板と一緒にカットすることになると思うのですが上の写真はどのようにされたか覚えていますか?
捨て板無しでスライドテーブルでしょうか? 

2010/1/14() 午後 4:49 [ acanthogobius ] 

 

acanthogobiusさん、どうだったでしょう。
多分言われるように捨て板無しで単なるスライドテーブルのクロスフェンスにあて、材料を右にはみ出して切ったと思います。 

2010/1/14() 午後 6:05 [ toshim ]

 

便利なものがありますね。
ひとつの道具あると、いろいろ作ってみたくなります。 

2010/1/14() 午後 8:03 [Yabu] 

 

よくアメリカの雑誌で紹介されているような、あられ組の治具はテーブルソーで作ることを想定しています。
スライドテーブルを使うと、クロスフェンスに掛かる部分が段々少なくなって、途中で材を前後に入れ替えないと端の方のあられが作れなくなります。
途中で前後を入れ替えると、オスメスがぴったり合ったあられ組を作るのは結構難しいと思っています。
やはり、クロスフェンスに捨て板を付けるとか、マイターゲージを使うのが良いかな、と思っています。 

2010/1/14() 午後 8:14 [ acanthogobius ] 

 

まさか、ほぞ溝が台形に切られる訳でもないでしょうが、それにしても木工機械には優れ物が多いですねぇ。
私なんぞ、使い途さえ分からんのに・・・^^。 

2010/1/14() 午後 9:04 [Pond Paddy]

 

Yabuさん、はいアメリカにはいろいろありますね。 

2010/1/15() 午前 9:17 [ toshim ] 

 

acanthogobiusさん、エントリは切れ味を確認するためのテスト用で切ったのでどうでも良いのですが、実際にあられ組をやろうとすると、言われるようなやり方、あるいはクロスカットスレッドを用いるしかないでしょうね。私のテーブルソーも、スライドテーブルを固定できますので、同じような使い方ができますよ。 

2010/1/15() 午前 9:20 [ toshim ] 

 

炭焼きの倅さん、いろいろありますね。 

2010/1/15() 午前 9:24 [ toshim ] 

 

綺麗な切り口ですね わたのとは大違いだ 

2010/1/15() 午後 0:54 [kobo-yuu]

 

雄さん、いろいろ優れものが有りますね。 

2010/1/15() 午後 2:19 [ toshim ] 

 

                                           TOP

 

 

[3]テー ブルソー

6. 専用チップソー 

Glue Line Rip Blade 2009.08.28

チップソーについてです。

 

兼房にSFソー(スーパーフィニッシングソー)というのがあります。これは、HPから抜粋すれば「無垢材のタテ挽きにおいて、ナイフマークのほとんどない高品質な切断を実現し、その後の行程を短縮することができる」とあります。<一部編集

 

今日偶然Freudにも全く同じ機能を持ったチップソーがある事を発見しました。私は兼房が好きですが、このFreudもなぜか好きです。Freudの謳 い文句は「Glue Line Rip Blade」(以下GLRBと言う)と言います。訳せば、「板はぎ用のはぎ合わせ面をカットする刃」と言う意味です。つまり、このチップソーで切断した面 が、そのまま追加加工無しで、板はぎ面に使えると言うわけです。

 

兼房については技術的な資料が無い(私が見つけられないだけ?)ので、今回 WoodSmith No.170に掲載されている技術文章でその特徴を紹介します。なお、私は雑誌ですが、実は検索していたら、ネット上にも全く同じ記事がそのままpdf ファイルとして載っていますので以下に紹介しておきます。私の説明より、よりカラフルでわかりやすいと思います。
http://lib.store.yahoo.net/lib/woodsmithstore/glueline-rip-blade.pdf
表示できなかったら、他のブラウザでTryしてみて下さい。

 

まずはブレードので写真です。
イメージ 1
Freud LM74R
画像はRocklerからコピー

 

1.刃数
 刃数を増やせば、スムーズな切断ができる。しかし増やすとそれ相当の切削抵抗が増え、速度を落とす必要が出てくる。GLRBは、一般の縦挽き刃数に対し、ほんのわずか刃数を増やし2430刃としている。

 

2.トリプルチップ
 チップソーではチップの形状が一番重要ですが、一般の縦挽き用のチップは平坦で四角(Flat Topped Shape:下図左)の形状であるが、GLRBのチップはトリプル(Triple)チップ(下図右)となり、正面から見ると角が面取りされている。この面 取りについては、以前acanthogobiusさんが 前回エントリ「チップソー」 のコメントで兼房のSFソーについても同じ様に面取りされていると言われていますので、兼房も同じようなイメージになっていると思われます。

 

一般の縦挽きと今回のGLRBについて下記に図示します。左が一般の縦挽きで右がGLRBです。
イメージ 2

 

このトリプルチップは、Flatチップと交互に配置されており、同時に違った切れ味を作ること、つまり、Flatチップの角で付いたナイフマークをこのトリプルチップで削り取ると言うイメージになるようです。

 

3.フックアングル
 チップのラジアル方向の傾きの角度をフックアングルと言います。一般に横引き刃はこのフック角が小さく、縦挽きになればこのフック角を大きくします。理 由は横引きの場合は繊維を断ち切るだけで良いが、縦挽きの場合は、繊維と同じ方向の繊維の固まりを掻き出す必要があるため、チップの先を鋭利にし、木にく い込む必要があります。一般的に横引きでは015度、縦挽きでは、1020度位ではないでしょうか。どこかで見ましたがマイナスのフック角もありまし たね。

 

で、今回のこのGLRBは以下の様になっている。
 刃数のところで説明しましたが、刃数を増やせばより攻撃的な切削には成るが速度を落とさねば成らない。そのためGLRBは一般の縦挽き刃に比べてほんの わずか刃数を増やし2430刃としてる。フック角に関しては、この増やした刃数を補うために、若干UPさせ22度としている。

 

4.のこ身
 厚い刃厚により、高い剛性と合わせて特殊なデザインにより、振動を抑え、ブレのない直線カットを実現している。

 

5.切れ味のイメージ
 実際にこれを使った人の感想ですが、縦挽きとコンボ刃の丁度中間の位置するようなイメージで、縦挽きに比べれば、若干の抵抗があるため切削速度は遅いが、その反面、切れ味はナイフマークのない素晴らしい切れ肌になる、とあります。

 

一般に日本でのはぎ合わせ面は、当然ナイフマークが無いことは必須ですが、一般には端がピッタリ合って逆に中程が若干の隙間がある状態がベストとされ、そ れ相応の調整をされた手押しかんな盤を使いあるいは、手かんな等でそのように加工するプロの方を多数見受けます。今回のGLRBは単に切削面にナイフマー クがないだけということなので、これが直接はぎ合わせに使えるかどうかは、使う側の責任範囲でしょうね。アメリカではこのまま接ぎ合わせに使っているようです。

 

最後に以下がRocklerで売られているGLRBで型式はFreud LM74Rです。
http://www.rockler.com/ecom7/product_details.cfm?offerings_id=10630

                                           TOP

 

 

[3]テー ブルソー

6. 専用チップソー 

ダブテイル用チップソー 2009.02.12

熱も下がって今朝は快調に起きられました。ご心配かけて申し訳ありません。お心遣い感謝します。

 

さて、代表的な板組の蟻接ぎに、通し蟻接ぎ(Through Dovetail)と包み蟻接ぎ(Half Blinde Dovetail)がありますが皆さん既にご存じですね。この加工はダブテイルジグを使って加工するのが一般的です。殆どがルータやトリマを使うやり方です。代表的なジグにLeigh他があります。

 

先日isuakiraさん が、包み蟻接ぎ組みをやはりトリマテーブルを使い、ダブテイルビットを使ってされていました。

 

また、通し蟻組み接ぎに限るとテーブルソーを使うやり方もなくはありません。
Woodcraft
から参照下さい。http://www.woodcraft.com/articles.aspx?articleid=350
この場合は、テーブルソーとバンドソーだけで加工するそうですが、テーブルソーで斜め部分、底さらいを細身のバンドソーでやるらしいですが、どうしても角が鋭角にならないような気がしています。

 

そこで、実はあるんです、テーブルソーのダブテイル用チップソーが。

 

まずは、下がWikipediaからコピーしたThrough DovetailJoint の 一般説明図です。
イメージ 1
このテイル部分はダブテイルビットを使えば一発ですが、テーブルソーを使うと、角を鋭角にカットしなければいけません。

 

イメージ的には以下となります。
テーブルを正面から見た図で灰色はテーブル、赤がチップソーBladeです。白がカットした抜き穴です。
イメージ 2
テーブルソーのチルトは一般に一方向ですので、板を裏返し、同様にカットし、出来上がったのが以下です。
イメージ 3
この場合は、間が若干残りますので、手のみでカットする等の加工が必要でしょう。どうです、角がばっちり鋭角でしょう。
Blade
はあのリッピング用チップソーでで有名なForrestWoodworkerIIです。HPを見るとWoodworkerIICustomというのがあり、その中にこのような特殊なBladeも含まれています。
https://www.sliversmill.com/product_595_10_40_Tooth_DOVETAIL_JOINT_GRIND__Specify_Angle__Left_or_Ri.html
イメージ 4
オーダ品なので、仕様的には、左チルト、右チルトと、角度は一応7度、9.5度、11.5度を指定するようです。チップの厚みも3.1mmほどなので、私の好きなピンの狭い接ぎ手ができそうです。

 コメント(12                                      ↑TOP

 

無事回復されて何よりです^^
こういう技術になると、頭の中がパズル状態になっています。
機械でカットできるのは凄いと思いますが、少なくとも原理が分かっていないとできないんでしょうね。 

2009/2/12() 午後 2:20 [Pond Paddy]

 

炭焼きの倅さん、ありがとうございます。
パズルですか。ダブテイルは一般的ですので、ちまたに資料はたくさんあります。 

2009/2/12() 午後 3:03 [ toshim ] 

 

途中まで読んでいて、刃はそんな形していないなんて思っていましたが、あるんですね。 

2009/2/12() 午後 3:44 [た〜じぃ]

 

たーじぃさん、あるんですね。アメリカは何でもありますね、 

2009/2/12() 午後 4:01 [ toshim ]

 

治ってよかったですね、テーブルソーでは 上の部分が斜めに
なりませんか Z型の鋸??? 

2009/2/12() 午後 5:41 [kobo-yuu] 

 

こんなことまでテーブルソーでできるんですか。スピードが速くて切り口もきれいにできそうな感じがします。でも、設定が難しそうですね。 

2009/2/12() 午後 7:26 [ hrv*0*4jp ]

 

雄さん、はい、ありがとうございます。刃の先が斜めになってます。 

2009/2/12() 午後 9:58 [ toshim ] 

 

そうですね、hrvさん、テーブルソー用の治具が要りそうですね。 

2009/2/12() 午後 9:59 [ toshim ] 

 

この方法は200112月発売のFine Woodworking 152号に詳しく紹介されています。
TAMA CRAFT
通信でも紹介され輸入代行もしているようです。
1
インチ軸にも対応できると書いてあります。
ただ、結局、間の残った所はノミ、バンドソーなどで取らなければならないので、ここで精度を落とすと台無しです。 

2009/2/12() 午後 10:12 [ acanthogobius ] 

 

私のを紹介していただき恐縮です。手作業主体で恥ずかしい限りです。テーブルソーを利用する場合専用のブレードがあるのですか(驚)。色んなHPで角の鋭角カットがいつも問題にされていた記憶があります。特にルータービットでも対応が難しい大きいサイズの蟻には効果がありそうですね。 

2009/2/12() 午後 10:14 [isuakira]

 

さすがacanthogobius さん、良くご存じですね。私もつい最近どこかで見たので、やり方を詳しく見たかったので、雑誌を探してみましたが見つけられませんでした。Fineは韓国には持ってきていないので、違う雑誌のはずなんですが。
そうですね、残った部分を如何に削り取るかがポイントとなりますね。 

2009/2/13() 午前 5:51 [ toshim ] 

 

isuakiraさん、私はトリマよりテーブルソーの方が好きですというより、精度的にもテーブルソーの方が出やすいと思っていますので、この手は好きです。言われるように大きな蟻には有効かも知れませんね。 

2009/2/13() 午前 5:53 [ toshim ] 

 

 

                                                                               TOP

Copyright T's Woody WorkShop All Right Reserved

inserted by FC2 system