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[3]テー ブルソー

6. テーブルソーの刃口

テーブルソーの刃口その1

テーブルソーの刃口その2

テーブルソーの刃口その3

テーブルソーの刃口その4

テーブルソーの刃口その5(完成)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[3]テー ブルソー

6. 専用チップソー 

テーブルソーの刃口その1 2007.11.09

私のテーブルソーは、KUFO(多分)のSK-250TSですが、スライドテーブルとブレードの間に隙間が空いており、非常に危険ということもあります が、切り口も論理的にバリが出るようになっています。実際にはブレードによっても違いますが。普通の無垢の場合は殆ど問題ありませんが、プリント合板や突 き板合板の場合、剥がれたりします。

 

右が刃口です。ブレードは沈めています。
イメージ 1
ブレードの右側に3mm、左側に6mmの隙間があります。キックバックで危険なのは右の隙間ですので、ここでは3mmということであまり気にしなくて良いのですが、ここはやはりゼロクリアランスにしたいです。左の隙間は危険とは関係なく、先に書いたバリの問題です。

 

下がこのアルミプレートを外したところ。
イメージ 2

 

このアルミプレートの厚みは、約2.5mmほどです。
さあ、これをどうやって埋めましょう。

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テーブルソーの刃口その2 2007.11.09

今日はどれも中途半端で終わってしまいました。
まずは、刃口板です。アメリカではインサートプレートとか単にインサートとか呼んでいます。

 

isuakiraさんのアイデア通り、現在のプレートより若干短いアルミを削り出します。
欲しい板厚は2.5mmですが、2mm3mmしかないので、とりあえず3mmを使います。
現状のプレートに合わせて罫書きます。
イメージ 1

 

これをバンドソーで切り、あとは、ベルトサンダで整形します。
イメージ 2

 

厚みを現物にあわせながら、ベルトサンダーで3mmから2.5mmに削りました。
下が出来上がりです。
イメージ 3

 

ここで取り付け用の穴を開けようとして、皿穴を掘らねばなら無いことに気づき、計ってみると約8mmの皿穴です。つまり、8mmのドリルビットが要ります。手元にはありません。
ということで、今日はここまで。今晩ドリルを買ってきて、明日穴開けと木を組み合わせます。

 

木はバーチがあったはずで探しましたが見つからず、ハードメープルもしくはケヤキにしようかと思っています。正面から見た構造図を下に示します。どなたか以下の材料でどれがベストかご存知でしたら教えて下さい。厚みは20mm位を考えています。
イメージ 4
タモ、ナラ、ハードメープル、栗、ウオールナット、ホワイトオーク、ケヤキ、かえで



ここで、非常に参考になると思われますので、以前の大江さんのコメントを転載させて頂きます。
−−−−コメント−−−−
環孔材は小さく使う場合は木目に沿って割れやすいので、できれば硬めの散孔材で色は淡いほうが刃が見やすいと思います。候補にあげられている中ではハードメープルかカエデでしょうかね。ただし追柾くらいのよく乾燥した素直な材料でないときついです。定盤とスライドテーブル面との段差を限りなく小さくしたいので。 
2007/11/10(
) 午後 11:03 [ 木工房オーツー:大江進 ]

 

大江さん、早速のコメントありがとうございます。材料は教えて頂いたハードメープルにします。
一つ質問させて下さい。
木とアルミをネジ止めします。木は、ブレードをぐるり周します。ブレードとスライドテーブルの隙間は6mmしかありません。この状態で、刃口板は、ブレードの右とブレードを介して左の隙間分をカバーしますので、この6mm巾分が折れなく、頑丈でなければいけません。
上記のような条件下で、私としては、板目の方が6mm分が折れにくいと思ったんですが、板目でなく追い柾位の素直な材料の方が良い理由は何でしょうか?将来的に反ったりねじれたりしてくるからということでしょうか? 
2007/11/10(
) 午後 11:21 [ toshim11 ]

 

散孔材であれば柾目でも板目でも対割れ強度は大差がないと思います。やはり狂いにくさのほうが重要で、それで柾目か追柾です。 
2007/11/10(
) 午後 11:35 [ 木工房オーツー:大江進 ]

 

大江さん、了解です。 
2007/11/10(
) 午後 11:55 [ toshim11 ]
−−−−コメント−−−−

 

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テーブルソーの刃口その3 2007.11.11

今日は家族と一緒に行動したので、時間があまり取れませんでした。刃口板の続きです。

 

昨日たーじぃさんから提案のあった、2mm0.5mmのアルミ板2枚を使ってやるアイデアです。2枚を重ねて厚みを合わせて見ましたがやはりほんのわず か沈むようです。でも、やってみます。0.5mmは下に敷く感じになるので、2mmの方だけ正確に作り込みます。昨日から3枚目ですから、かなり慣れまし た。
 0.5mmの方を適当にカットして皿を8mmで穴開け。その後4.5mmで取り付け用の穴を4箇所開けます。
下左が取り付けた状態です。やってみるとぴったりでした。不思議です。
イメージ 1 イメージ 2
上右の紫が木で作る部分。実際には、アルミの下に入り込みます。また、木の真中からブレードが突き抜けます。昨日の構造図を再度UPします。下が前からの図です。上の図と見比べるとわかり易いでしょう。
イメージ 3
実は一番上の右の画像で、黄色の部分がありますが、この部分を失敗しました。アルミで一緒に作りこまなければいけないところ、ここに隙間ができちゃいました。木で埋めても厚みが2.5ほどしかないので、その内壊れるでしょうね。

 

昨日大江さんからアドバイスのあったハードメープルで追い柾目を探しましたら、なんと四方柾がありました。大きさもちょうど手ごろです。巾が88mmあります。
イメージ 4
で、今日は巾を58mmにするために(最終的には55mm)、バンドソーで両木端を十数mm切り落とします。切れ味もサクサクです。厚みが薄い所為もある かもしれませんが、ハードメープルでもWoodslicerの切れ味は全く変わりません。Woodslicerお勧めですよ(って、しつこいですね)

 

その後、手押しと自動鉋盤をかけ、手かんなをかけたところで、今日は終わり。
イメージ 5
続きは明日です。

 

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テーブルソーの刃口その4 2007.11.12  

刃口板、何とか完成しました。
まずは、完成図です。
イメージ 1 イメージ 2
昨日の課題だった、黄色の部分は深く考えず木で一体型にしました。結果やはりハードメープルはいいです。厚みがたった2.5mmしか無いのに、びくともしません。これなら全く問題なさそうです。ということでいろいろ考える必要は無かったです<きすべーさん

 

イメージ 3
まずは、現物合わせで横切りし、次に縦切りです。横切りは、テーブルソー、縦切りはホゾ取り盤を使いまた。あとは、問題の黄色の2.5mm厚の加工ですが、手のみでしこしこ欠き取りました。

 

あとは、現物合わせで微調整し、板は完成です。
ブレードを外し、アルミと先ほどの板をネジで締め付けます。
その後、アルミの取り付けネジにスペーサをかまし、板全体を持ち上げ、運転し、徐々に刃を上昇させ刃口板に切り込んで行きます。
イメージ 4 

 

次にスペーサを外し、ちゃんとした本来の取り付けとし、運転し、さらに刃を上昇させ、完了です。
隙間は殆ど0となりました。ただし、今回は先日買ったFreudThinタイプにあわせていますので、まずはどのブレードを使うか決め、それに合わせて刃口をまた作り込まないといけません。これは、次回になるでしょう。

 

 

 

 

テーブルソーの刃口その5(完成) 2008.12.30                                                                       TOP

去年の11月にゼロクリアランスの刃口板を作ったまでは良かったんですが、結局その後チップソーを兼房に変更したため、作った刃口板をインストールできないでいましたので、今日やっとインストールできました。

 

イメージ 1
上が今までの刃口です。左半分はスライドテーブルです。チップソーの左が6.5mm、右には3.4mmほど隙間が開いていて非常に危険です。まあ韓国にほとんど住んでいるため、使用頻度は極端に少ないので助かってます。
下がセロクリアランスの刃口板です。
イメージ 2
これで、やっと安心して作業をすることができます。

 

 

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