Home > 木工機械 > テーブルソー > 昇降盤

 

 

 

[3]テー ブルソー

. 昇降盤 

2007.11.22

昇降盤
イメージ 1
大型木工機械である昇降盤について説明します。昇降盤とは、一般に言われるテーブルソーとほぼ同じです。違うのはテーブルソーはブレードが昇降するのに対し、昇降盤はテーブル自体が昇降します。

また一般的に、昇降盤にはホゾ取り用の装置が付属している場合が多いです。モータは3相、200Vの動力用です。
私が懇意にしている甲斐原工機(株)のHPからコピーした画像で説明します。
ちなみにここでは今決算セールを行っており、通常の価格より若干お安く中古木工機械を買うことができます。中古機械で価格をHP上で明記しているところはごく希です。

 

上図で左に大きなテーブル、右に小さなテーブルがおわかりと思います。この大小のテーブル部のシャフトにとチップソーを取り付けることができますが、危険防止のため使用するときは必ず使用する方のチップソーのみを取り付けます。

 

見た目でおわかりと思いますが、左の大きなテーブルは一般的な縦挽き、マイター定規を使用した横切り、また溝を突く(溝掘り)が可能です。また安全に関しても、テーブルソーでさんざん言われていることがそのまま当てはまります。

 

一般的に言われている安全策を列記します。
1.服装
  上着の袖口や裾等が機械に巻き込まれないような服装をし、手袋は使用しない
2.電気
  ・スイッチを入れる(2回押しで機械の異常を確認、異音があれば2回目は入れない)。その後正常
   回転になるまで作業をしない
  ・のこ刃を交換する場合は、必ずコンセントを抜き、電源を切る

 

3.作業環境
  ・口板のクリアランスは理想的にはゼロ
  ・縦挽きの場合、必ず割り刃を付ける
  ・ブレードには接触防止装置(カバー)を取り付ける
  ・テーブルの上には、加工物以外は置かない
  ・刃の出を必要以上出さない(刃の高さ=加工材の高さ+チップソー(約10mm程度)分)
  ・幅の狭い材を挽く時は必ず押し棒を使用する
  ・縦挽き作業は途中で中断したり引き返したりしない。必ず一定速度で送りきる。
  ・刃の回転中はのこ刃の近くにある切り落としを直接手で拾ったり払ったりしない。

 

イメージ 2
次に右側の小さなテーブルのホゾ取り部ですが、テーブルの向こうに水平にシャフトが見えていると思いますが、これにのこ刃を取り付けます。一般には305mm径を取り付けます。
実際にはこんなイメージになります。

 

右は私のホゾ取り盤で上記昇降盤のホゾ取り部だけを特注で作ってもらった物です。機構は全く同じですので、非常に使いやすいです。

 

使用する上での安全について上に追記します。
・刃の先からテーブルまでの距離は最大でも5mm程度とする。
 距離が長いと、確実に材料を保持できないため非常に危険です。
・刃とフェンスの向きは平行でなければならない。
・材料の高さのセンタ位置を刃のシャフト位置に合わせる(テーブルの昇降)
・ほぞを挽くときは必ずフェンスに沿って材料をゆっくり手で押し込み、戻すときもフェンスに沿って
 ゆっくり真っ直ぐ戻す。ぶれるとキックバックの恐れあり。

 

 

 

 

 

 

 

                                                                               TOP

Copyright T's Woody WorkShop All Right Reserved

inserted by FC2 system