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[3]テー ブルソー

11. Trunnion(トラニオン) 2009.03.23 

トラニオン、よく聞きますよね?テーブルソーののこ刃を傾ける軸が載った装置と思って下さい。
イメージ 1
のこ刃と90度の位置にのこ刃の前後(Front, Rear)にテーブルの下に取り付けられています(正面から見ると横向き)。本来の意味は砲台を支える耳のように出た軸と言うことらしいですが、良く理解できません。

 

テーブルソーの調整の一つに、のこ刃とマイターゲージの溝が完全に平行である、ことが必要です。この調整は、このトラニオンをハンマー等で叩いて、平行度を調整します。
詳細は、以下のURLを参照下さい。調整の方法が載っています。
http://www.newwoodworker.com/algntruns.html

 

 調整の仕方ですが、まずは平行度をチェックします。刃とマイターゲージの溝の寸法をスコヤで距離を測っても良いし、ダイヤルゲージを使っても良いです。場所は、刃の手前、真ん中、奥と最低3箇所は計りましょう。
 後は、ずれている分を、トラニオンを天盤裏へ取り付けている部分をハンマあるいはマレットで叩き、平行になるように調整します。ハンマでの調整は結構面倒です。

 

前置きが長くなりましたが、この調整が非常に簡単にできるというKitの紹介です。
http://in-lineindustries.com/saw_pals.html
イメージ 2
下が原理です。ネジを回すことで、トラニオンが左右に(正面から見て)動きます。
イメージ 3

 

下が、それを実際に取り付けた状態です。
イメージ 4

 

この紹介が雑誌WOODISSUE 176)載っていましたが、こう書かれています。
[Own a contractor-style tablesaw? PALS may be the best 20 bucks you'll ever spend.]
意味は以下です。
「コントラクタースタイルのテーブルソーを持っていますか? PALSは今までにあなたが使った中で、最高の20ドルになるでしょう」
このKitPrice$20です。でも、上記のKit$20は高すぎますよね。単にLブロックとボルトナットです。これなら金工ができる人なら簡単に手作りできそうです。私には無理ですが。
PALS
とはこのKitの名前で(Precision Alignment and Locking System)です。

 

もともとこのトラニオンの取付け穴が長穴で調整できなければいけませんが、アメリカの事ですからこの辺りが、調整代が無いものもたまにはあるようですね。まあ、その場合は鋳物ですので、トラニオンを取り外し、ヤスリで穴を長穴に大きくするしかありません。この際皆さんも、まずはチェックしてみましょう。私のテーブルソーも今まで平行度をチェックしたことがありませんので、次回帰国時にやってみたいと思います。

                                                                   

 

 

 

 

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