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[3]テー ブルソー

15. テーブルソーにおける23の妙技

その1(1〜7

その2(8〜16

その3(17〜23

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

15. テーブルソーにおける23の妙技 その1(17) 2009.11.03

テーブルソーにおける23のTips,妙技、テクニック_その1

 

いつもの雑誌WOOD No.174から、題記17/23 を紹介します。
すでに皆さんご存知の内容も多々ありますが、とりあえず載っていた23項目を全部紹介したいと思います。適当にフィルタリング下さい。まずは、1〜7です。

 

1.簡単なゼロクリアランスのインサートを素早く作りなさい
 
イメージ 1
 これは、特殊な使い方をする(ブレードを傾けたり、Dadoカッターを使ったり等)場合に、合板等を用いて仮のゼロクリアランスインサートを作ると言うもの。合板のクランプに考えが要るかも知れませんね。

 

2.2ステップDadoジグ
 
イメージ 2
 上の写真を見れば説明は不要ですね。

 

3.トリムエッジのカッティング
 
イメージ 3
 これも上の写真を見ればわかりますね。ランバーを使った時などに小口テープ等貼りますが、そのトリミングをするやり方です。これは上記以外にフラッシュ構造の場合のトリミングや、幅決めのカット(使い方が若干違いますが)にも有効です。
 
 4.トリムエッジのカッティングその2
 
イメージ 4
 上の続きです。

 

5.マイターゲージの調整法その1(刃と直角に合わせる)
 
イメージ 5
 似たようなやり方は今まで私も紹介してきましたが、これは気に入りました。
 例えば、
 (1)カットした2枚を同じ底辺を基準にして2枚を合わせるやり方や、
 (2)完全な平行を持つ2つの底辺を、一回目は板厚の半分位をカット
    2回目は逆の底辺をベースにほぼ同じところを完全に切り離し、
    2回の差を見るやり方等ですが、
 
(1)は底辺のつまり横幅の長いものが必要であり、何度もTryするにはかなりの幅広材料が必要
(2)は、平行とは言っても違う底辺を使用するため精度的に問題です。
 紹介例は、材料の両端をカットするだけですので、何度もTryできることが一番と思います。当然ですが、カット距離を長くすればするほどマイターゲージの精度は上がります。

 

6.Dadoの幅を決めている刃を見つけなさい
 
イメージ 6
Dado
カットをする時に、幅を決めるためには刃幅を計りますが、どの刃が一番広がっているかを見つけることは難しいので、一度、図のように最も左と右に位置する刃を見つけ、その刃にマーキングしておくことで、今後その刃を基準に幅決めすることができます。
  
7.マイターゲージの調整法その2(刃と留め(45度)に合わせる)
 
イメージ 7
 左図のように90度が出ている定規を、同じ寸法にセットし、その定規にマイターゲージを合わせるやり方ですが、ちゃんと90度が出た定規が必要です。一般的にはさしがね(指矩 )ですが、これは精度的にはそれなりです。
 
高精度な(JIS 1級品)目盛り付きスコヤをネットで調べてみると、このようなものがありますね。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/laplace/c4beb3d1c42.html?b=31&n=30
上記URLの下の方に目盛り付きがありますが、100mmの大きさで2万円位します。
スコヤは持っていますが目盛りが入ったのはありません。高いけど1本欲しいです。
 

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テーブルソーは 使い方でいろいろ出来ますね 

2009/11/3() 午後 5:23 [kobo-yuu] 

 


2.の2ステップDadoジグ、これは今度溝堀をするときに早速使えそうです。幾つも同じ幅の溝を掘る時、いちいち測る必要が無いので良いですね、 

2009/11/3() 午後 5:33 [ hrv*0*4jp ] 

 

2ステップDadoジグは便利ですね。
5.マイターゲージの調整法は、今度試してみます。 

2009/11/3() 午後 6:05 [ monaco ]

 


6
番はちょっとびっくりですが、DADOカッターは
刃幅を測る必要があるんですか?
その辺が日本のアジャストカッターとは決定的な違いかも
しれませんね。 

2009/11/3() 午後 9:51 [ acanthogobius ] 

 

テーブルソーの使い方、よくわかりました。
それにしてもスコヤのURLをみましたが、すごい高いですね。
私も1本精度の高いのをと思っていましたが、これでは厳しいですね。 

2009/11/4() 午前 8:43 [ buc*id*iku ] 

 

雄さmm、私にとってもテーブルソーは必要機械ですね。 

2009/11/4() 午前 9:42 [ toshim ] 

 

hrvさん、はい、一つの場合は良く使いますが、これは面白いアイデアです。 

2009/11/4() 午前 9:43 [ toshim ] 

 


monaco
さんも2ステップジグですか。これ面白いジグです。
私も直角を検証しなくては。 

2009/11/4() 午前 9:44 [ toshim ] 

 

acanthogobiusさん、セットして確認のために計るのでしょうね。実際に削って検証するって方法もあるでしょうが。
アジャストタイプはアメリカでも、ダイアルのまわすノッチで決まってますよ。上記はダイアルで無い、普通のシムを入れたり、何枚かの刃をはさんで刃幅を決めるタイプなので、どこかで確認がいると思います。 

2009/11/4() 午前 9:47 [ toshim ]

 

ブチダイプさん、スコヤのJIS1級品はやはり高いですが、一本位如何です? 

2009/11/4() 午前 9:48 [ toshim ]

 

こんにちは、
いや〜しっかりと読んでませんでしたが・・・私は木口貼りをよくしますのでトリムエッジのカッティングは参考になりました。
こんな方法があるんですね。
初めはルーターでやりにくくてテーブルソーでやったりしていましたがちょっとした工夫で便利に使えるものですね^^; 

2009/11/19() 午後 2:06 [ tan**a_w*rkshop ] 

 

田中さん、そか、そうですね。専用のかんなのようなトリムカッターもありますね。 

2009/11/21() 午後 10:19 [ toshim ] 

 

  

                                        

 

15. テーブルソーにおける23の妙技 その2(816) 2009.11.11          TOP

上記の続きです。今回は8/2316/23です。
タイトルの後ろに X とあるのは、個人的にこのアイデアには賛成しかねるというものです。

 

8.設置跡を残す
イメージ 1
上記のように、塗料等をスプレーしておくことで、完全にもとの位置に戻すことができます。当たり前ですね。
もちろん、完全に戻す必要の無い場合はこの必要はありませんが、本体外に設置したアクセサリ等がある場合には有効ですね。

 

9.アウトフィードテーブル
イメージ 2
これは、常時設置しているものではなく、必要になったときだけ使用するもので、折りたたみ式になっています。

 

10.便利な小物入れ X
イメージ 3
見てお分かりのように、上部の天板にかのおおきさにしておけば邪魔にならないようですが、安全のためには、これはしないほうが良さそうです。

 

11.インスタント拡張テーブル
イメージ 4
上の9.と似ていますが、これは幅広の材料を扱う場合です。

 

12.自作Cabinetで覆う
イメージ 5
ベースはコントラクターズソーを対象にしており、この鉄製の脚を上のようなBOXに変更したもので、こうすることにより、騒音と集塵に効果があるというもの。

 

13.横切りジグ
イメージ 6
俗に言うクロスカットスレッド。
これは、いろんな所で紹介されています。前面左手向こうに伸びている伸縮スケール(ストッパ付き)が便利です。

 

14.留めジグ
イメージ 7
これもいろんなところで紹介されています。

 

15.テーパジグ X
イメージ 8

 

このままでは危険ですね。それと、位置決めは毎回ビスで止め直しているので、ここはビスを使わずに自在に位置決めができ、クランプできるようにしないとこれでは使えません。
また、安全のためには、材料を抑えるクランプ装置が必ず必要です。手前に材料用のストッパがありますが、これは良いですね。

 

16.リップフェンスを使ったホゾ用ジグ
イメージ 9
クランプもしっかり付いているし、これは良さそうです。

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いろいろやりたいが どうしても場所が苦になる 

2009/11/11() 午後 6:25 koubou-yuu

 

確かに治具は不定形で収納しづらいのが多く、かさばりますよね。

18番にそっくりのホゾ切り治具を作って使っていますが、いくら刃を直角に合わせても切り込み深さが大きいときに少し斜めに切れてしまいます。原因を考えながらも良く分からず、刃を微調整で反対に傾けて逃げています。刃が逃げているなんてことはないですよね・・・。 

2009/11/12() 午前 8:47 [ forest ]

 

雄さんは今の旋盤をメインにした作品が定着しているし、極めているからその方向で良いのでは、

2009/11/12() 午前 9:24 [ toshim ]

 

forestさん、ええっ、そんなことがあるんですか。
確か刃厚は3mmを超えていると書いてましたね。それで、逃げるってことがあるのでしょうか?
例えば刃を他のものに変えても同じでしょうか? 

2009/11/12() 午前 9:26 [ toshim ]

 

10番の写真のテーブルソーの脚に4本の貫がありますが、私のペティーワークは、この部分に板を渡してジグなどを置くようにしています。ただ、木くずが積もりますが。(笑) 

2009/11/12() 午前 9:27 [ acanthogobius ] 

 


acanthogobius
さん、それならBOXの中なので安全ですね。
確かに、上からもろ木屑が落ちてきますね。
蓋をして、抽斗にした方が木屑と言う意味からは良さそうですね。 

2009/11/12() 午前 11:03 [ toshim ]

 

 

 

15. テーブルソーにおける23の妙技 その3(1723) 2009.11.13

前回の続きです。

今回は17/2323/23です。
いずれもすでに言われている当たり前のことです。

 

17.Keep it Clean(天板には何も置かないで)
どんなものをカットする時でも、天板の上の全ての切れ端やツール、ジグ等を片付けておいて下さい。
(ツールトレイとして、決して天板を使用しないこと)

 

18.目を保護すること
カット中の空中のちりとチップは視野をぼやけさせるか、あるいは永遠にあなたの目を傷めます。ER(救急救命)へ行くよりは、はるかに安い価格で保護めがねは買えるので、ぜひ買って装着して下さい。



19.ブレードの適切な刃の出具合
これにはいろいろな説がありますが、FreudJim Brewerの最終的なアドバイスが有ります。
「カットする材料の上限位置が、もっとも高い刃(チップ)の半分より下に無ければいけない。また刃(チップ)の下端が材料の上端より高くてはならない」
以下の写真を参考
イメージ 1
つまり、材料の上限位置がチップの間に入っていなければいけない、と言うことですが、私が習ったのは、「材料の上限より5mm位刃先がでること」でした。

 

20.油断しないで下さい。
事故が起きる時はしばしば、一日の最後のカットをしていたということを聞きます。特に繰返し作業は単調になりがちで、慣れが出てきて次第に動作が緩慢になってきますので、適当な休みを入れ、リフレッシュに心がけること。

 

21.決して手を出さない
どんな時でも、ブレードの6インチ(150mm)以内に近づかないこと。
近づく恐れのある時は、必ずプッシュ棒やジグを使い、切り終わり、危険ゾーンから抜け出るまで気を抜かない。

 

22.絶対、フェンスやマイターゲージを使うこと、但し、決して両方は使わないこと。
決してしてはならないカット
(1)フリーハンドカット
 フェンスやマイターゲージを使わないフリーハンドカット
(2)フェンスとマイターゲージの両方を同時に使うこと(以下の写真)
イメージ 2

 

23.フェザーボードを使ってください
イメージ 3
上の写真のように、フェザーボードは安定したペースで供給できるように支えます。上の画像のように、必ずブレードの手前に設置し、決してブレードを締め付けないで下さい。

 

 

 

 

 

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