Home > 木工機械 > ドリルプレス > 長尺ドリルプレス

ドリルプレス

長尺ドリルプレス

1.長尺ドリルプレス

2、仮の長尺ドリルレス

3、コラム延長

 

1.長尺ドリルプレス 2013.05.01

長い棒(丸でも四角でも)の木口への穴あけです。

前回、旋盤の押しコップにドリルチャックを取り付けて穴開けにTryしましたが、斜めになりました。まっすぐに開けるのはかなり難しそうです。

私の場合は、旋盤の操作性もあり、押しコップをドリル前方へ進めるのが非常に難儀です。もう一つ、材料をまっすぐに掴めれば割とまっすぐな穴を開けることもできるのでしょうが、ここも問題の一つです。

 

そこで、現在のラジアルドリルプレス(日本で言うラジアルボール盤)のコラムを長くすることで、棒の木口への穴あけを狙っています。

イメージ 1

上記が全体像。コラムの長さは600mm程度です。

 

これを以下のようにします。

イメージ 2

コラム長さを1,650mmとします。

 

テーブルの上には、X-Yテーブルを乗せ、その上に棒材のクランプを乗せています。

 

これで、約1000mmの棒材の木口に穴を開けることができます。X-Yテーブルもあるので、自由に位置決めも可能です。

 

コラムの径は45.9mmで、日本の規格パイプからすると一番近い管径は48.6mmですので、これから削って45.9mmを作らなければいけません。

 

そこで、いつもの工務店から鉄工屋さんに聞いてもらいました。

削れるパイプがあれば、削ることは可能とのこと。

普通のガス管なら40Aという規格で、外形48.6mm、肉厚3.5tというのがありますが、どうも継いでいるらしく、また削ると肉厚が足りなくなるとのことで、ガス管では難しいという。

 

そこで、いつか星ルームのレールを購入した「鉄鋼や」さんに見積もりを取ってみました。シームレス管というもので外径は48.6mmと同じ、肉厚5.1tがあるという。これなら削っても問題なさそうです。また45.9mmへの加工もできるが、工賃だけで3.5万円位かかり、ちょっと高すぎます。

 

そこで、このシームレス管を購入し、地元の鉄工屋さんでやってもらうようにしました。はたしてどうなるでしょう、自分でも楽しみです。

パイプは連休明けに発送とのことで、ちょっとかかりそうです。

 

 

コメント(12

  色々やりますね 

2013/5/1() 午後 6:16  koubou-yuu

 

  脚を長くするのですね。ホームセンタで売られている単管を利用できれば好いのですがそうは問屋がおろしてくれませんね。 

2013/5/1() 午後 8:24  yam*t*12*5

 

  ラジアルドリルプレスの 上部の重さは どれくらいなのでしょう? 

2013/5/2() 午前 2:14 [ 香芽 ]

 

  これはまた、すごい計画ですね。これだけ長くするとドリル本体が揺れる心配はないのでしょうか。

2013/5/2() 午前 5:36 [ hrv*0*4jp ]

 

  おぉ〜 いろいろ工夫ですね。結局、本職に加工してもらうとその工賃が高くなって、なかなか思うようにいきませんね。 

2013/5/2() 午前 10:18  aki*a*qiy

 

  雄さん、旋盤では難しかったです。 

2013/5/2() 午後 4:26 [ toshim ]

 

  そうなんです、YAMATOさん、やはり肉厚が足りませんでした。 

2013/5/2() 午後 4:26 [ toshim ]

 

  香芽さん、測ってきました。18.5kgありました。 

2013/5/2() 午後 4:27 [ toshim ]

 

  hrvさん、そうなんです。やってみた結果どうなるでしょうね。 

2013/5/2() 午後 4:28 [ toshim ]

 

  はい、くまさん、本職は高かったです。こっちの鉄工屋さんはどの位するのか聞いていません。でも、3.5万円より安いことに期待してます(笑)。 

2013/5/2() 午後 4:30 [ toshim ]

 

  時々拝見しています、ひょっとしてボール盤台座をそのままで駆動部分を180度反転(後ろ向き)すれば、ボール盤全体を任意の高い位置に置いて長い材料の穴あけ加工できそうですが。 

2013/5/3() 午後 9:42 [ mis*iw*da ]   内緒

 

  こめんとありがとうございます。はい、今はそれでやっているのですが、材料の固定が難しく、自由に高さを調整できる機構が必要ですので、その1つとして、コラムの延長を考えています。 

2013/5/3() 午後 10:22 [ toshim ]

 

 

 

2.仮の長尺ドリルプレス 2013.5.4

まだ鋼管が届いていないので、仮のドリルプレスを作ります。                           ↑UP

使ったのは、バイク用のミニジャッキとスチール棚。

イメージ 1

昇降高さは250mm取れます。

この上にX-Yテーブルを乗せ、その上に棒を固定するクランプ装置を載せます。

 

イメージ 2
組み立て式のスチール棚。

ドリル盤はこのスチール棚に設置します。

 

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

これが完成

仮に1000mmの角棒を挟んでいます。

 

フローリングをベースに設置しているので、各々独立となり、垂直を取るのが難しいです。ジャッキのテーブルが微妙に傾いています。でもジャッキの下にスペーサをかまし、ほぼ垂直を出しました。実際に穴を開けていないので精度はわかりませんが、さてどうなるでしょう。

垂直精度を出す方法としては、やはりコラムを長くするやり方が一番です。

 

この後、レーザを取り付けてみました。以前Rocklerから購入していたのもです。

イメージ 3

イメージ 4
光軸調整も完了。

昼間でも結構見えます。

 

今日はここまで。

 

 

コメント(18)                                 ↑UP

  毎日難しい事考えていますね 

2013/5/4() 午後 5:29  koubou-yuu

 

  すごいことになっていますね。楽しみです。、 

2013/5/4() 午後 6:09  isu**ira

 

  前人未到の分野ではないでしようか。うまくいくといいですね。 

2013/5/4() 午後 6:37 [ hrv*0*4jp ]

 

  凄い、何事も徹底的に追及されますね。 

2013/5/4() 午後 8:52  yam*t*12*5

 

  凄い・・・ 

2013/5/4() 午後 9:14  Yabu

 

  大工さんが 垂直・水平のラインを出す レーザーを使っていました 便利そうでした。 

2013/5/5() 午前 1:58 [ 香芽 ]

 

  以前、亡くなったKaz@あきたさんがボール盤シャフトの延長をやっていました。

サイトは、infoseekだったので、残念ですがされています。 

2013/5/5() 午前 2:20 [ monaco ]

 

  おぉぉ本格的に加工開始ですね

材をガッチリ保持するのがミソだと思いますが、結果が楽しみです。 

2013/5/5() 午前 6:10  aki*a*qiy

 

  ボール盤に部材を固定する方法にはいつも迷っています。

最適なアタッチメントは見当たらないので手作りしかないのでしょうね。 

2013/5/5() 午前 11:05 [ 木香茨 ]

 

  雄さん、どうなるでしょうね。 

2013/5/5() 午後 4:23 [ toshim ]

 

  isuakiraさん、うまく行けば良いのですが。 

2013/5/5() 午後 4:24 [ toshim ]

 

  hrvさん、はい、どうなりますか。 

2013/5/5() 午後 4:24 [ toshim ]

 

  YAMATOさん、単に穴を開けるだけなんですが、難しいです。 

2013/5/5() 午後 4:25 [ toshim ]

 

  Yabuさん、あはは、実用になるかどうかですが。 

2013/5/5() 午後 4:25 [ toshim ]

 

  香芽さん、おおっ、それは良いアイデア、ありがとうございます。 

2013/5/5() 午後 4:26 [ toshim ]

 

  monacoさん、私も鋼管を手配していますので、それが来たら長くはなりますが。 

2013/5/5() 午後 4:26 [ toshim ]

 

  くまさん、なかなか奥が深いですよ。 

2013/5/5() 午後 4:27 [ toshim ]

 

  木香茨さん、水平に固定なら簡単にできますが、垂直の固定は難しいですね。 

2013/5/5() 午後 4:28 [ toshim ]

 

 

 

3.ドリル盤 コラム延長  2013.06.09                      ↑UP

やっと頼んでいたコラムが出来上がりました。コラム長1650mmです。しかもベース付き。これに、昇降テーブルとドリル盤本体を差込み出来上がり。

イメージ 1

細くて長いので剛性はありません。

ちょっと触ると、ぐらぐらします。

まあ、でも何とか使えると思います。

 

で、これに、X-Yテーブルを載せ、先日作った垂直フェンスを載せます。

イメージ 2

こんな感じです。

材料をクランプし、穴を開けます。

 

さて、結果は、

ふーむ、まずいですね。5mm位隙間が出ます。

イメージ 4

穴を開けて行くと、ビットシャフトと穴の隙間がずれてきます。

左の画像では、シャフトが右に寄って行くようなイメージです。

 

レーザを使い、コラム、主軸、フェンス等をチェックします。

どうもテーブルに対して、主軸が垂直になっていないようです。

ドリルの出に対しては、ほぼまっすぐです。

イメージ 5

そこで、主軸に白い鉄棒を挟み、これとテーブルが直角になるようにX-Yテーブルの下にスペーサを挟み調整します。

 

十数回と繰り返し、やっとテーブル面0度でシャフトが90度(回転方向で2ヶ所)になるように調整しました。

右の方に一カ所鉄板を挟んでいます。

 

イメージ 6

今日はここまで。

さて、これでまっすぐ開くでしょうか。

 

 

コメント(8)                                  ↑UP

  上の方も固定しないとぶれますね 

2013/6/9() 午後 4:06  koubou-yuu

 

  18.5kgは 重いようですね。 

2013/6/10() 午前 1:01 [ 香芽 ]

 

  写真でみてもすごく高い感じがします。採った対策でうまくいくと良いですね。それでも、うまくいかないようだったらグラグラをとめるのに、鉄柱の周りに角柱を建てて頭部を支えるのはどうでしょう。

2013/6/10() 午前 5:30 [ hrv*0*4jp ]

 

  雄さん、ぶれと真っ直ぐの穴明は関係無さそうです。 

2013/6/10() 午前 8:06 [ toshim ]

 

  はい、香芽さん、このパイプ肉厚は5mm位あるのですが、それでもグラグラし安定まで若干の時間が掛かります。まあ、でもなんとか使えそうには思っているのですが 

2013/6/10() 午前 8:10 [ toshim ]

 

  hrvさん、グラグラしても直接関係はなさそうです。まあ、動かないに越したことはありませんが、最後はそれですかね() 

2013/6/10() 午前 8:12 [ toshim ]

 

  なるほど、これがコラムでしたか!

加工材の根本付近を固定できるといいように見えますが難しそうですね。

苦節の調整、うまくいくといいですね。 

2013/6/10() 午前 10:49 [ momoo ]

 

  momooさん、そうです。このメインの柱をコラムと言います。

さて、どうなるでしょうね。 

2013/6/10() 午後 5:22 [ toshim ]

 

 

 

 

                                          ↑UP

 

Copyright T's Woody WorkShop All Right Reserved

inserted by FC2 system