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次の作品です。
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左がシェード、右が小箱です。
両方作ります。
シェードのイメージはブログの最初のメニューページに画像が載ってます。
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使う材料。
左から、ハードメープル、ホワイトオーク、ヒノキ、カリンです。
タイトルはシェードになっていますが、小箱とのパラ進行です。











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とりあえず、カリンとオークを切り出し、手押しと自動を掛けます。







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チップソーをFreudのRip用に変更し、カリンを挽きます。
これはよく切れます。さすがに縦挽き専用刃です。
が、ピューッとものすごい風切り音がしますが、回りは田んぼなので関係ないです。


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カリンを所定の寸法に挽き割ります。






切って並べるとこのように切れ目がわかりません。
ブレードだけではなく、カリンと言う非常に硬い材質の所為で、ピシッと決まります。



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さて、次にシェードの鏡板用に、オークを必要幅で挽き(約200mm)、その後バンドソーで分割しますが、これが難題。

4,5cm進むと以上に甲高い音が出て、そのまま切り進むと、ブレードが止まってしまいます。切った木にブレードがはさまれて、全く動けません。
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左の画像でわかりますか。一番手前の切り口から10cm程は隙間がありますが、その後はびったりくっついています。手で離そうと思ってもものすごい力が要りなかなか隙間を作ることができません。

バンドソーにも、割刃が要りそうです。
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そこで、切る端から楔を打ち込んで、ブレードに負荷を掛けないよう、5cmほど進むと楔の位置を変えて、その繰り返しで何とか2枚に挽けました。

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挽き割ったところ。
現在は厚みが15mm位ありますが、目標は5mm程度です。もう一度2枚に挽いても良さそうですが、さてどうなりますか。


 

今日は鏡板の製作です。
昨日バンドソーで2分割したものを手押しと自動で、厚みをそろえます。
これで約7.4mm
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縦の長さを、寸法で切りそろえます。
次にこのレイズドビットを使って、鏡板の周囲を削ります。




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こんな要領です。普通のバーチカルルータテーブルの場合は、右から左へ材料を送りますが、このホリゾンタルの場合は、左から右へ材料を送ります。間違えないように。
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最後で欠けが出ないように、捨て板をあてがっています。

これが削った後。
これは1mm位の切り込みですが、全く危なげなくカットすることができました。やはりホリゾンタルは正解でした。


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次はスリットです。
hrvさんからもコメントがありましたが、まずは刃高さの調整。
実際に何度も切って刃高さを決定します。



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まずは、板の真ん中を決めます。
クロスフェンスの位置決めストッパを設定しておきます。



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このときの数値は129mm(これが真ん中)で一回カット。
あとは20mmずつ移動させ、真ん中の両側を左と右、2回切ります。
以降繰り返し。

つまり、2回目は、149mmに合わせて切り、次に同じ数値で板を前後回転させ、切ります。
後は同じ。20mmずらし(今度は169mm)同様に2回切ります。
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これがカットした結果です。裏側のスリット。








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同様に、これが表側。







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アップで。







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こんなイメージになります。

ちょっと縦框が太すぎますね。





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ちょっと太いので、急遽バンドソーで2つに挽きます。
この程度ならすいすい切れます。
その後、自動を掛けます。

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同様に桟(メープル)を一枚板からバンドソーで挽き割ります。
これもさくさく切れます。





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一枚板からバンドソーでカットしたので、かなり曲がって来ることが予想されますので、敢えてこのまま置いておき、明日、手押しと自動を掛けます。
(普通は布等で全体を覆い、できるだけ、環境水分からの影響を少なく保管します)
今日はここまで。

イメージ 1桟のメープルを木作りし、胴付をテーブルソーで突きます。
ホゾの幅決めはホゾ穴を開けてから、その穴に合わせてカットします。





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今度は縦框のホゾ穴用に墨入れします。







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角のみ盤で穴を開けます。
小林式なのと、カリンの所為か、穴もビシッと決まります。
でも、このときに一箇所穴の向きを間違えてしまいました。まあ、人に提供する訳じゃないし、内側に入るので、このままで行きましょう。
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ほぞ穴をのみで綺麗にします。







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鏡板用にルータで溝を彫ります。


今日はここまで。
あとは、桟にも溝を彫り、ホゾを作り、組み立てです。


イメージ 1ホゾを挽きます。
現物合わせで、カット位置を決めます。







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部材が揃ったので組み立てに入ります。
その前に、水拭きし、サンディング





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とりあえず、2面。
続きは明日。








ところで、デジカメを買いました。
DSC-RX100です。それで撮った画像を
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f/5.6 
1/30
ISO200







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f/2.8 
1/100
ISO125





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f1.8
1/160
ISO125





組み立ての続き。
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昨日できた2面を桟と鏡板で繋ぎ、BOXにします。













 

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これを、下桟にひっかけて設置します。











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こんな要領になります。









次に蓋です。
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ヒノキを切り出します。








 




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恐る恐る、慎重に、ゆっくりとドリルで140φの穴を開けます。










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これで完成と思った途端、割れました。
がっくり。
ヒノキの正目はやはり弱いです。
あーあ、作り直しですね。










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一応、蓋をして、完成写真を撮ってみました。
こんな要領になりますが、実は蓋には下から和紙を貼る予定でしたが、蓋を広葉樹で作り直してから貼ります。
今日はここまで。















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そうそう、アメリカに発注していたものが、今日到着しました。

話は全然関係ないけど、Sonyからコンデジのフルサイズが出ますね。とんでもないことをやりますね、Sonyは。











イメージ 1昨日ヒノキで割れたので、今日はレッドオークを使います。
この木は柔らかくて、加工するには非常に楽です。






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手押しと自動で平面を出し、自由推で140φの穴を開けます。
4角をしっかりクランプしておけば、そんなに危険ではありません。





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これが中。
透明のクリプトン球ですが、わかりますか。








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蓋の裏から、和紙を仮に両面テープで軽く貼りつけておきます。
正式には塗装後になりますので。





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Yabuさんのリクエストで工房のロフトで灯したところ。
なかなか良い感じです。

明かりが目的には使えません。雰囲気作りかな(笑)。


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和紙の部分をズームアップ

今日はここまで。
次回から小箱に掛かります。


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